GX-Works3 ブックマーク機能

こんばんは。まつりぬいです。本日は三菱電機PLCの編集ソフト、GX-Works3にアップデートで追加されたブックマーク機能について、簡単に説明します。

  1. ブックマーク機能とは?
  2. 使い方

1.ブックマーク機能とは?

 このブックマーク機能とは、その名前通り、プログラム内の特定の場所を記憶させて、後から簡単にその場所に戻るための機能です。用途としては、回路の検討時に繰り返し確認したい行を指定したり、トラブル発生時の回路調査の際に怪しい行をピックアップするために使うことができます。特に後者は、異常出力の回路など特定の行を起点にして、その中のどの条件がきっかけで異常が出力されたかを、繰り返し調査するシチュエーションが多々ありますので、この機能があると簡単に異常出力の回路の行に戻れるので、単純に調査の効率が上がります。

 トラブル発生時の調査に関しては、他にデータフローも合わせて活用すると調査がはかどりますが、こちらに関してはまた、別の機会で記事にしたいと思います。

2.使い方

  使い方は簡単。ブックマークしたい行に対し、右クリックし、ブックマークをクリックするだけです。以降はそのブックマークした行がブックマークタブ内に記録されていますので、タブ内のブックマークをダブルクリックするだけで、その行に移動する事ができます。

 この流れを、簡単にですがgif画像でまとめてみました。

操作説明

 また、この機能は下図の通り、ブックマークの名称を変更することもできます。ブックマークタブ内の登録した行に対し、右クリックし、「ブックマーク名の変更」を選択してみてください。

 新しくラインが立ち上がった後であったり、新機種が試作で流れる場面であったり、何か非定常な作業をしてしまった場合など、回路を調査する機会は多々あります。こういった機能をうまく活用する事で、異常処置への早期対処にも繋がるかと思いますので、ご活用ください。

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